おまとめローンの注意点

複数社から借り入れがある場合、毎月の返済額を少しでも抑えられるおまとめローンは魅力的です。しかし、おまとめローンの商品概要においては、返済額の増加に関する注意があります。ですが、おまとめローンの多くは商品説明で返済額が下がるケースしか記載されておらず、期待感を与えるものばかりです。

 

では、おまとめローンを行う場合、どんな点に注意するべきか気になる筈です。先ず、消費者金融のおまとめローンは、『融資額はお申込時の借換え対象となるローン残高(元本)の範囲内に限る』といった記載があり、利息分はおまとめ対象外となることです。

 

つまり、借入先が多いほど、おまとめローンを行った際に各借入先に利息を返済する必要があり、一時的に月の返済額が増えることになります。例えば、3社からそれぞれ30万円を借り入れ、金利18%が適用された場合では返済する利息合計は13,314円にもなります。そして、毎月の返済額が23,000円程となり、返済が厳しくなるといった点に注意が必要です。特に毎月の返済で余裕がないといった状況においては、利息分を確保することが重要になります。

 

また、消費者金融のおまとめローンの場合、金利にも注意が必要であり、100万円未満の場合、上限金利が18%となる可能性に注意が必要です。そもそも、利息制限法により100万円以上は15%以下、10万円超100万円未満は18%以下となってしまいます。例えば、先ほどの例を3社から30万円(合計90万円)の借り入れの場合、総返済額は1,371,102円となります。

 

一方、金利17.8%でおまとめローン(5年返済)を行った場合、総返済額は1,365,344円となり、差額は5,758円の差額にしかなりません。そして、おまとめローン時に返済する利息分を含めるとおまとめローンをしない方が総返済額が少なくて済みます。

 

つまり、おまとめローンを行う場合、100万円以上の金額であるかどうかが重要になります。ここまでの例は消費者金融のおまとめローンですが、銀行ローンにおいても同様に注意が必要であり、上限金利が17.8〜18%といった設定があるものは利用を避けることが重要です。結果的に100万円未満の借り入れをおまとめローンで圧縮する場合、メガバンクや都市銀行および地方銀行などの金利14%程度を優先的に選択するのがポイントです。